中心にバラの花を据えたマルティーズクロスデザインのこのペンダントは、直径が6cmの大作です。左右のウイングにもバラの花と葉、蕾も彫られています。 そして上下の部分には葉と忘れな草、パンジーのような花が立体的に装飾されていて、迫力ある素晴らしい作品に仕上がっています。
厚さおよそ1.2cmの一枚の象牙板を掘り出したもので、これを作った職人の技術力と表現力の凄さが実感できます。
バチカン部分も象牙で出来ており、接続部分に穴を開けて象牙の環を通してあり ます。
殆ど無傷で現存しているのは奇跡の様なものでしょうか。

19世紀初期ー中期

イギリス(推定)