放送予定は、
テレビ朝日:1月31日 午前9時〜
BS朝日:2月6日 午後6時半〜、2月7日 午後11時〜
今回、沙羅さんの着けたジュエリーは
羽を広げた蝶の羽にダイヤモンドが散りばめられ、印象的にルビーのラインがデザインされています。目にはエメラルド。そしてルビーはカボーションカットされています。そして羽はバネによって固定され、デリケートに揺れる仕掛けが施された優れもの。
薄いピンクの衣装と マイ・フェアレディー(楽曲)
にピッタリのジュエリーでした。
1920年頃 イギリス製
この作品はパリュールと呼ばれるセットジュエリーで、他にブローチ、イヤリングが付いています。オリジナルケースに入ったデッドストック。作られた当時のままの状態をほぼ完璧に残しています。
古代エトルリアの金細工を復興した精巧な作りは、150年前の人々にも、そして今の私達にも驚きと感動をもたらすものです。
1850年−1860年頃 イギリス
ハンコック社製
沙羅さんの着用した、このドレスの色合いやデザインに完璧にフィットする金色(きんしょく)とガーネットの深い赤。
ソプラノ歌手の沙羅さんの胸に(声楽家特有の張りのある胸)沿うように乗ったペンダント。
そして、ノースリーブのドレスの腕に輝くバングルが、腕を動かすたびに美しい香りを振りまいているようでした。
この位のボリュームのある作品を身に付けるのは中々難しいところもあるのですが、
彼女は堂々と完璧に自分の中に取り込んでいて本当に素晴らしかった。
150年前の貴族の女性の出で立ちが垣間見られる、とてもいい機会になりました。
今回このジュエリーを付けながら歌った曲は J・シュトラウスのオペレッタ
「こうもり」 より "公爵様、貴方のようなお方は"
です。ヨハン・シュトラウスがこの作品を書き上げたのは1874年
(初演は同年4月5日、ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場)
のことだそうですから、ほぼ同時代の作品が、長い時間を経て日本で共演となったのでした。何と素晴らしい事でしょうか!沙羅さんありがとう!!
無論、彼女の素晴らしい歌声は私の言葉の説明など必要ありません。
「題名のない音楽会」で彼女の歌声を堪能してください。皆さん、是非ご覧下さい!
そして、彼女の活躍をこれからも注目していて下さいね。私も、若く才能ある日本のアーティストを少しでも応援していければと思っています。皆さんも応援宜しくお願いします。