乳白色のギヨッシェエナメルがとても美しく全体の色合いのバランスがとてもいい。ロシアの作品にはヨーロッパのどこの国の作品にもない香りが漂い、強い魅力を感じてしまいます。
リングの表情を見ると1910年頃に作られた様式ですが、シャンクの裏側部分に刻印されたホールマークを見る限り、この作品がロシア革命後に制作されたことになります。 
革命後にも海外に輸出用に作っていたのでしょうか。
いずれにせよ、このリングとイヤリングが美しく素晴らしい出来栄えであるのは間違いありません。

20世紀初期

ロシア

製作者:A・AHAHOB