この時代の金細工の特徴ですが、一つの作品の中に何種類かの色の金を使ったきわめて手の込んだ作品の一例です。
ベースになっている粒金と茎の部分、そして蕾みの部分に微妙に違う金を使っています。
こんな手の凝った金細工はこの時代以降にはありません。
ターコイスの忘れな草の中心にローズカットダイヤが埋め込まれています。
現代では到底まねの出来ない素晴らしい作品です。

1820年頃

イギリス