フランス、リモージュ地方のエナメルの特徴は、凹型の銅版にブラック、グレー、ホワイトカラーのエナメルを中心に焼き付けられている事です。
作品から受ける印象は全体に暗い感じですが、このエナメル画は、可愛らしい妖精のモチーフというだけではなく、幻想的で神秘性を感じさせる作品に仕上がっています。
18Kのフレームのフルール・ド・リ(百合の紋章)の部分にもエナメルが焼き付けられていてとても素敵な作品です。

19世紀後期

フランス